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【無料でできる】LINEスタンプの作り方|初心者が実際に作ってみた実例つき

LINEスタンプ制作実例

「LINEスタンプって作ってみたいけど、絵が描けないし、ソフトもよく分からない…」

そう思っていた私が、画像生成AIと無料ツールの力を借りて、スタンプの制作・販売まで実現できました!

この記事では、白猫キャラクター「コハク」を例に、AIを活用したLINEスタンプ制作の流れを初心者目線で実例つきで紹介します。

すべて無料ツールだけでやっているので、「お金をかけずに挑戦してみたい!」という方にもぴったりです。

はじめに:AIと一緒にスタンプ作ってみた!

「猫のキャラクターを作るとしたら…?」という仮想のケースでも解説できますが、今回は実際に私が制作・販売している白猫キャラ「コハク」を例に、具体的な流れを紹介します。

LINEスタンプって、絵が描けないと無理…そう思っていた私が、ChatGPTと画像生成AIの力を借りて「コハク」という白猫キャラのスタンプをすべて無料ツールだけで完成&販売しました。

この記事では、実際に制作した流れをすべて公開します!

「AIでスタンプってどうやって作るの?」 「ChatGPTって何ができるの?」という方にもおすすめ。

最後の方に実際に作ったLINEスタンプのURLあります。


ChatGPTでキャラクターを作ってみる

まずはスタンプに使うキャラクターのイラスト生成からスタートしました。

ちなみに上記の画像もChatGPTにお願いしてます。

イラスト生成には「プロンプト」が必要です。

プロンプトとは、ChatGPTにイラストを描いてもらうときの“指示文”のこと。

「どんなキャラか」「どんなポーズか」「どんな雰囲気か」などをテキストでできるだけ具体的に伝えることで、理想に近い仕上がりが期待できます。

たとえばこんな感じに👇

・白い二頭身の猫で、少し生意気そうな顔
・手を腰に当てて、じと目でこちらを見ている
・線は太めでゆるい手描き風

こうした細かい指示を出すことで、イメージ通りのキャラクターが生まれやすくなります。

気に入った絵が一発で出てくるとは限らないので、プロンプトを何度か書き直して微調整していく必要がありますが、その試行錯誤の過程も案外楽しくて、少しずつ理想のキャラに近づいていく感じがクセになります。

表情やポーズも指示できるので、「恥ずかしがってるポーズ」や「腕組みして不機嫌な顔」みたいなニュアンスもちゃんと反映されます。

何より、テキストだけでイラストが作れるのがありがたい!絵が描けなくても、感情や動きを伝えるだけでしっかりスタンプになるのが嬉しいですね。

無料プランでもしっかり使えますが、1枚ずつ地道に作業する必要があるので、時間は少しかかります。

ちなみに、ChatGPTの無料プランでは画像生成の回数に制限があるので、たくさん作りたい場合は少しずつ地道に進めるか、有料プラン(ChatGPT Plus)を検討するのもアリです。


キャラが決まったらセリフを考える

次に、生成したキャラに合わせてセリフや感情バリエーションを考えました。

ChatGPTに以下のようなプロンプトを入れてみました。

・白猫で少し生意気だけど憎めない性格
・顔は大きく、体は小さめの二頭身
・目はやや鋭く、キリッとしたツリ目
・感情のバリエーションをセリフ付きで10種類出して

するとこんな提案が👇

  • じと目で「はぁ?」
  • 顔を赤らめて「べ、別に…」
  • キラキラ目で「天才かも♡」
  • にっこり笑顔で「おはよう!」
  • うるうる目で「お願い…」
  • 頬を膨らませて「むーっ」
  • 顔を伏せて「しょんぼり…」
  • 口をとがらせて「フンだ」
  • 目を細めて「任せて♪」
  • 目を見開いて「まじで!?」

などなど、セリフと表情のペアがいくつも出てきて、そのままスタンプに使えるレベル!

感情キーワード(例:「嬉しい」「怒る」「焦る」など)を入れると、自然なセリフ+表情案のセットで提案してくれるので、とても助かりました。


画像生成AIでイラストを用意

セリフや感情バリエーションが決まったら、それに合わせて1枚ずつイラストを作成していきます。

複数枚まとめて生成することも不可能ではないのですが、キャラのバランスや顔つきが微妙に崩れてしまうこともあるので、基本的には1枚ずつ丁寧に作るのがおすすめです。

ここでもChatGPTにプロンプトを入力しながら、表情・ポーズ・雰囲気などを細かく指定して画像を生成していきます。

たとえばこんな感じ👇

【キャラクター】
・白猫で少し生意気だけど憎めない性格
・顔は大きく、体は小さめの二頭身
・目はやや鋭く、キリッとしたツリ目
・太めの黒い線、ゆるい手描き風、背景は透明
【バリエーション】
・ニヤッと笑って片手をあげている
・背後にオレンジ色の太陽のイメージ(シンプルな円と放射線)
・朝の爽やかさを感じるような元気な雰囲気

このように「表情+ポーズ+雰囲気」をセットで想像しながらプロンプトを作ると、スタンプとして自然で使いやすいイラストになります。

もちろん、自分の理想に近づけるために何度もやり直しは必要ですが、微調整を繰り返し完成したのがこちら👇

後は同じ流れで、セリフや感情に合わせて複数のイラストを作っていくだけです。

画像のサイズも最初から指定しておくと、後の編集作業がぐっとラクになります。 たとえばこんな感じで追加👇

・画像サイズは370×320px(LINEスタンプの規定サイズ)

気に入った絵が出てくるまでには何度かプロンプトを調整する必要がありますが、少しずつ理想のキャラに近づけていく過程も楽しいポイント。

絵が描けなくても、感情や動きを言葉で伝えるだけでしっかりスタンプにできるのは本当にありがたい機能です。

ちなみに、画像生成AIには他にもいろいろな種類があります。

それぞれ得意なスタイルがあるので、自分に合ったものを選ぶのがコツです。

統一感を出すための工夫

スタンプは1枚じゃなくて複数枚作らないといけないので、毎回キャラの顔を同じにする必要があります。

なので、以下の要素は必ず統一するようにしました。

  • 顔のパーツ配置(目・鼻・口)
  • 輪郭と体の比率(頭が大きい二頭身)
  • 黒の太めの輪郭線
  • 配色:白ベース+黒ライン+感情で変わる赤や青

これらをあらかじめプロンプトに盛り込んでおくと、全体の印象がブレずに統一されたシリーズになります。

たとえばこんな感じ👇

・顔のパーツ配置(目・鼻・口)は毎回同じ位置
・体は小さく、頭が大きい二頭身スタイル
・線は太めの黒で手描き風
・配色は白ベース+黒ライン、感情に応じて赤や青をポイントに使う

ポーズや表情で感情を表現

ChatGPTが出してくれたセリフに合うように、ポーズも調整。

「怒ってる」は腕を組んで不機嫌そう、「恥ずかしい」はしっぽを巻いて赤面…など、表情と仕草をセットで考えるのがコツ

LINEスタンプにするには最低でも8枚のイラストが必要になるので、それぞれのセリフや感情に合わせたプロンプト指示で、1枚ずつしっかり仕上げていきましょう。


スタンプ画像を整える

スタンプ用に仕上げるために、画像を整えます。ここでは「サイズ調整」と「透過処理」を分けて紹介します。

画像をCanvaで整える

イラストが完成したら、まずはCanvaでLINEスタンプの規定サイズ(370×320px)のキャンバスを使用します。

ChatGPTでダウンロードしたイラストをCanvaにアップロードし、その中にキャラ画像をドラッグ&ドロップで配置します。 頭やしっぽ、足先などが枠からはみ出さないように注意して調整します。

これが実際に先ほどのキャラを、CanvaでLINEスタンプの規定サイズ(370×320px)のキャンバス枠内に収めた状態です。

また、セリフを入れる場合は「にくまるフォント」などの丸ゴシック系を使い、キャラの顔や手と被らないようにレイアウトを工夫します。

イラストに文字を加えるとこんな感じになります👇

ちなみに、ChatGPTでも文字付きのイラストを作成することは可能ですが、文字の位置やフォントにこだわりたい場合は、Canvaで後から追加するのがおすすめです。

すべての画像が完成したら、PNG形式でダウンロードしてZIPファイルにまとめておくと、後でLINEへのアップロードもスムーズです。

透過PNGにする方法

PNG形式でダウンロードしてZIPファイルにまとめたら、次は背景の透過です。

注意点として、Canvaでは無料版だと透過PNGでの保存ができません!

そこで私は「PhotoScape X」を使って、背景を透明にしています。

PhotoScape X:無料で使える画像編集ソフト。上部メニューの「カットアウト」という機能を利用して背景を削除し、透過PNGにするのが簡単。切り抜きやサイズ調整もまとめてできるので便利です。

他にも無料で使える透過ツールにはこんなものがあります。

  • remove.bg:AIで背景を自動削除。ワンクリックで透過できます(無料版はサイズ制限あり)。
  • Pixlr:ブラウザ上で使える画像編集ツール。レイヤー機能もあり、背景を消してPNG出力が可能。
  • Krita:お絵かきソフトだけど、背景削除や透過出力にも対応。
  • GIMP:Photoshopに近い本格派ツール。無料でレイヤー編集&透過が可能。

自分の作業スタイルや環境に合わせて、使いやすいツールを選ぶのがおすすめです。

ちなみに、無料ツールの場合は基本的に1枚ずつ手作業で透過する必要があることが多いです。

でも実際やってみると操作はシンプルで、慣れればそこまで面倒ではありません。

「毎日ちょっとずつ処理していく」くらいの感覚で進めれば、十分こなせます!


申請〜販売までの流れ

いよいよLINE Creators Marketにアップします!

アカウント登録&申請

誰でも無料で簡単に登録&申請ができます。

  • LINE Creators Marketに登録(LINEアカウントでOK)
  • スタンプ画像をアップロード(メイン画像、トークルームタブ画像も必要)
  • タイトルと説明文を入力(英語やタイ語もあると◎)

審査とリリースのタイミング

申請してから約1〜3日で審査完了。意外と早い!

無事に通過すれば、LINE STOREとアプリ内で販売スタートです。


実際に販売したスタンプ:コハクシリーズ

完成したスタンプがこちら👇

白猫コハクの毎日スタンプ
白猫コハクの感情スタンプ
お茶目なコハクのゆるスタンプ

他にも柴犬やパグのスタンプも作成しています。


おわりに:ChatGPTは初心者の最強アシスタント

最初は「AIって何ができるの?」って思ってたけど、使ってみたらネタ出しも設計も感情表現もぜんぶ任せられるレベルでした。

画像も一発生成とはいかないけど、キャラさえ固まれば量産も簡単!

「LINEスタンプ作ってみたいけど、何から始めていいか分からない…」って人は、まずはChatGPTを試してみてください。

もちろん、これが一番いいやり方かはまだまだ模索中。

でも、「AIを使えばここまでできるんだ!」という体験としては十分すぎるくらい楽しかったです。

画像も一発生成とはいかないけど、キャラさえ固まれば量産も簡単です!

バズロード

このブログでは、AIや無料ツールを活用した「ものづくり」や「情報発信」のヒントを紹介しています。

LINEスタンプ制作をきっかけに、デジタルで表現する楽しさに目覚め、イラスト、ブログ、SNSコンテンツなど、さまざまな分野に挑戦中です。

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