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AIでスタンプ作りに挑戦 → 全部ズレた!初心者がハマった失敗6選【プロンプト例つき】

LINEスタンプ制作

このページでは、ChatGPTを使ってLINEスタンプを作る中で実際に体験した「失敗談」をもとに、ありがちなミスとその対策を紹介します。

作り方の手順だけでなく、うまくいかなかった例や、プロンプトの工夫なども具体的に解説しているので、これから始める方はぜひ参考にしてみてください。

LINEスタンプを作ってみたいけど、ChatGPTでの制作ってうまくいくの?と思っている方へ。

実際にやってみると、意外と多いのが「ちょっとした油断」や「プロンプトのズレ」による“やらかし”です。

本記事では、私自身がLINEスタンプ制作中に実際にやってしまった6つの失敗例を紹介しつつ、それぞれの原因・対策・プロンプトの書き方までまとめました。

これから制作を始める方のトラブル回避や、ChatGPT画像出力の精度アップに役立ててもらえたらうれしいです。


【失敗1】1枚に複数体詰め込んだらキャラが崩壊した

よくあるパターン

効率を求めて、1枚の画像に4体〜8体のキャラを詰め込んで作ってみたことがありました。

でも、完成したものを見たら、キャラがやたら小さい・バランスが悪い・顔や体が歪んでいる…。

もう完全に崩壊状態でした。

ChatGPT画像の場合は特に、複数キャラを同時に描かせると、手や顔の数がおかしくなったり、ポーズの一部が重なったりするなど、制御がかなり難しくなります。

※実際にAIで出力してしまった「崩壊キャラ画像」がこちら👇

LINEスタンプ用に4体のポーズを詰め込んだが、全体のバランスが崩れたコハクの失敗画像
崩壊した4体構成のコハク(喜怒哀楽がバラバラに)

実際のやりとり

最初に相談したときは「4体でも8体でも可能です」と言っていたChatGPTでしたが…

その後「ちょっとおかしいよ」と伝えたら、最終的には「1ポーズずつ作るのが望ましいです」としれっと訂正される始末。

いや、最初にそう言ってくれてたらやらなかったのに…!!と、思わずつぶやいたのは内緒です。

対策(プロンプト指示例)

背景は白 / ポーズは◯◯(例:手を振る) / 他のキャラや装飾は入れない

どうしても複数ポーズを1枚で出力したい場合:

同じキャラが左から右にかけてポーズを変えて並ぶ構図 / 全体で1枚の流れに / 背景は白 / 中央寄せ / キャラ数は◯体

※この形式はラフや資料用で、スタンプ化する際は4分割など加工が必要です。

プロンプトをもっと詳しく知りたい方はこちら👇


【失敗2】セリフを付けたら文字が崩れた

よくあるパターン

「セリフを入れたら、もっとスタンプっぽくなる!」と思って追加してみたものの、いざ完成して確認すると、文字がキャラの顔に被っていたり、フォントが小さすぎて読めなかったりという状態に。

さらに、漢字の誤変換や、セリフ自体の間違いに気づかずに出してしまう…なんてことも。

※実際にAIで出力してしまった「崩壊キャラ画像」がこちら👇

セリフのバランスが崩れてしまったLINEスタンプ風のコハク
文字が顔に被り「お疲れ様」がうまく見えないスタンプ例

実際のやりとり

ChatGPTに「セリフつきでお願いします」と指示したら、スタンプとは思えないような論文の見出しみたいなフォント配置になったことも(笑)

「いやいや、スタンプってそうじゃないんだよ!」とツッコんだのも良い思い出です。

対策(プロンプト指示例)

フォントサイズはやや大きめに設定する / キャラの顔に被らない位置に配置する / 背景と文字色のコントラストを強くする(例:白背景×黒文字)

プロンプトをもっと詳しく知りたい方はこちら👇


【失敗3】耳や尻尾が枠から切れていた

よくあるパターン

完成した画像を確認してみると、耳が途中で消えていたり、しっぽが枠外にはみ出して切れていたり。

ChatGPTで作ると、キャラが中央に見えていても**パーツが枠ギリギリになっていることが多く、気づかないうちに“切れている”**という事態になりがちです。

※実際にAIで出力してしまった「崩壊キャラ画像」がこちら👇

耳が枠内に収まらず途中で切れてしまったコハクの失敗画像
耳が切れてしまったスタンプ画像(枠に収まりきらなかった例)

実際のやりとり

正直、「せっかく可愛く描けたのに、耳がないってどういうこと!?(泣)」ということも。

まるで心のどこかが切れたような気持ちになりました…。

対策(プロンプト指示例)

キャラクター全体が余白ありで中央に配置 / 頭・耳・しっぽ・足先すべてが枠内に収まる / 背景は白

さらに、出力後はLINEのスタンプ枠に実際に当てはめて自分の目で確認すること。

プロンプトをもっと詳しく知りたい方はこちら👇


【失敗4】プロンプト通りに出力されなかった

よくあるパターン

「どや顔」と指示したのに、なぜか泣いている姿が出る。「怒ってる」と伝えたのに、笑ってピースするキャラが出てくる。

これはChatGPT画像生成では日常茶飯事で、前に出力した作品に引きずられて、今の指示がうまく通らないことも多々あります。

※実際にAIで出力してしまった「崩壊キャラ画像」がこちら👇

プロンプトで「怒ってる」と指示したが、笑顔でピースしているコハクの画像
「怒ってる」と指示したのに笑ってピースしてしまった例

実際のやりとり

「全然伝わってないじゃん!」とツッコミたくなるケースばかりで、何度か出力を繰り返してようやく「それっぽい」ものができる、というのが実情です。

対策(プロンプト指示例)

キャラ・服装・構図は前回と同じまま / 表情だけ「どや顔」に変更 / 他は一切変更なし

それでもズレる場合は、一度別のプロンプトで「まったく違う構図」を出力してChatGPTの記憶をリセットしてから再試行するのも一つの手です。

プロンプトをもっと詳しく知りたい方はこちら👇


【失敗5】背景が白のはずなのに、突然黄色に!?

よくあるパターン

LINEスタンプでは「背景が完全に白」または「完全な透明」であることが重要なのに、出力された画像の背景が突然クリーム色や薄黄色になっていたことがありました。

※実際にAIで出力してしまった「崩壊キャラ画像」がこちら👇

LINEスタンプ用に白背景で出力したはずなのに、黄色背景になってしまったコハクの失敗例
なぜか背景が黄色に!?白背景指定のはずが崩れた画像

実際のやりとり

どうして黄色くなったのかChatGPTに聞いてみたところ、**「ごめん、ミスった」**とのこと。

…そんなことある!?って思ったけど、本当にあるんです。

対策(プロンプト指示例+チェック法)

背景は完全に真っ白(RGB:255,255,255) / キャラ以外に装飾なし

出力後は画像編集ソフトなどでスポイトツールやRGBチェックを使って背景が本当に白か確認するのが安全です。

よく見ると、白いキャラクターの周囲にうっすら色がついていることもあるので要注意です。

プロンプトをもっと詳しく知りたい方はこちら👇


【失敗6】キャラが突然、別キャラになった

よくあるパターン

「いつもの白猫キャラでお願い」と指定しているのに、なぜか黒猫の子猫が登場。しかも、目の形や雰囲気もまったく違う。

※実際にAIで出力してしまった「崩壊キャラ画像」がこちら👇

白猫キャラを指定したにもかかわらず、黒猫キャラが出力されてしまった失敗画像
白猫コハクを指定したのに、黒猫にすり替わってしまった例

実際のやりとり

ChatGPTに聞いてみても、うん、今確認したけど**確かに違うね!**と、平然と言われて余計に混乱しました…。

対策(プロンプト運用法)

キャラごとに「完全統一プロンプト」を作成して保存 / バリエーション展開時は毎回それをベースに修正 / (※必要に応じて、過去の出力画像を基準画像としてアップロード&参照させると統一されやすい)

🧵試行錯誤の末に…

数々の失敗を経験しながらも、試行錯誤を繰り返してきた結果──
現在の「コハク」はここまで成長しました。

その姿がこちらです👇


🧵あとがき:それでも、LINEスタンプ作りはやめられない

ここまで、6つの失敗談を赤裸々にお届けしました。正直、どれも「もうやめようかな…」と思うレベルで落ち込んだ瞬間ばかりです。

でも不思議なことに、それでもまた描きたくなってしまうんです。

「あのキャラをもっと上手に動かせるんじゃないか?」「こんなポーズはどうだろう?」そんな風に、試行錯誤しながら続けているうちに、少しずつできることが増えてきました。

LINEスタンプづくりに“正解”はありません。

失敗もネタにして、自分だけのキャラを育てていく楽しさがあると、今では思っています。

ChatGPTのご機嫌に振り回されることも多いですが(笑)、それも含めてこの時代ならではの制作スタイル。

これから始める方は、ぜひ気負わず、どんどん失敗してください。きっとその先に、あなただけの“推しスタンプ”が待っているはずです。